人生100年対応住宅部品研究会

平均寿命が延伸し「人生100年時代」とも言われる現在。健康で自立した生活を長く続けていけることがこれからの住まいに求められます。

近年、新築や建替住宅においては高齢期を見据えたバリアフリー対応設備の設置率は高い傾向が見られ、断熱性能の充実も含めて高齢期にも対応できる住宅の普及は進んでいくと見込まれます。

その一方、リフォームにおいては、国が、自宅で高齢期を過ごすための「高齢期の健康で快適な暮らしのための住まいの改修ガイドライン」を策定して啓発に取り組んでいるところですが、住宅の老朽化対応が目的であるものが主であり、まだ身体的に具体的な問題を持たない世代(50〜60歳代)に取って、「人生100年時代に備えた住まい」への意識は低いのが現状です。

本研究会では、こうした居住者の意識を高め、リフォームにおいても健康で自立した生活を長く続けられる住まいづくりを促進させるため、人生100年時代の様々なニーズに対して有用な住宅部品(人生100年対応住宅部品)の普及・展開を図っていくことを目的に、そのメリットや必要な性能・機能等を整理したうえで、対応する住宅部品を抽出するとともに、それらの情報を居住者にわかりやすく提供する方策等について検討を行い、本サイトを作成しました。

座長 小見康夫 東京都都市大学 世田谷キャンパス 建築都市デザイン学部 建築学科教授

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